ボール軌道の種類について
こんにちは! Satoです。
テニスのプレーの中では遅い球と速い球、深い球と浅い球を打つことがあると思います。
では、それぞれのメリットとデメリットを簡単にまとめてみたいと思います。
【遅い球】
<メリット>
・自分が体勢を崩されたときなどに立て直す時間を作れる
・安定して相手のコートに返せる、ミスしにくい
・相手が焦って打つことなどミスを誘える可能性がある
<デメリット>
・チャンスボールになりやすく攻撃を受ける可能性がある
・相手が十分な体勢で打てる余裕を与えることになる
【速い球】
<メリット>
・相手の時間を奪いチャンスボールが返ってくる可能性がある
・コース次第でエースを奪い得点を取ることができる
<デメリット>
・打つタイミングやコース、エリア次第でアウトになる可能性が高まる
・相手が良い体勢で打ち返せる場合、逆に自分の時間も奪われることになる
【深い球】
<メリット>
・相手の時間を奪いベースラインから相手を下げさせてプレーすることができる
・ショートバウンドで打たせることができれば、ミスもしくはチャンスボールが返ってくる可能性がある
<デメリット>
・遅くて深い球の場合、浮いた球になりやすく相手にボレーチャンスを与える
・エンドアウトする可能性が高まる
【浅い球】
<メリット>
・相手がベースラインより後ろにポジションしていれば体勢を崩すことができる
・ショートクロスなどに速い浅い球を打てばエースにできることがある
<デメリット>
・相手が十分な体勢で打たれれば、こちらの時間を奪われて、ミスさせられたりエースを取られる
・打ったショットがネットにかかる可能性が高まる
この4種類にさらに高い球、低い球、トップスピン、スライス、フラット、ボレー、スマッシュ、ロブなどの種類が加わり、試合の中ではそれぞれの場面で適切なショットを選ぶ必要があります。
上級者になればなるほど、この中からよりミスをせずにポイントをとれる可能性が高いショットを選ぶことができるようになります。
そして大事なことはこれらのショットの中でどのショットを自分が上手く打てるかは
相手の球種やその日のコンディション、コートサーフェスで変わってくることを意識することが重要です。
勝てる試合運びをすることとは、まず最初の数ポイントでバカバカ自分の好きな打ち方で一辺倒に打っていくだけでなく、いろんな球種で打ってみてどのショットが相手に有効かのデータを蓄積することで、より負けないテニスができるようになってくると思います。
試してみてください。